時代に合わせた就労支援
「自分だからできること」に
気づかせるプロフェッショナルたち
株式会社 ZIRITS
管理者・サービス管理責任者
精神保健福祉士
田中広 様
「パソコンやITの技術がこれからの時代に必要になる」と10年前に設立。主にパソコン周りの専門技術の指導を得意とする障害福祉サービスを提供している。パソコンを使った就労に限らず、あらゆる業種において障がい者が活躍できる場を増やすべく、ビジネスマナーやメンタル面でのサポートにも力を入れている。
- INFORMATION
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〒400-0058 山梨県甲府市宮原町94-1
【営業時間】AM10:00~PM6:00
【TEL】055-268-2255
専門性の高い技術を、武器に。
ジリツアカデミー様設立の経緯と当時のニーズについて教えてください。
弊社の設立は2008年9月。間もなく10年になります。当時は県内で障害福祉サービス施設でパソコンを用いたサービスやサポートは全くありませんでした。弊社は地域情報誌を制作する関連会社の情報収集やその発信の経験から「これからの時代、パソコン技術が就労にはきっと必要になる」という理念のもと、事業をスタートしました。
現在はどんなサービスを展開していらっしゃいますか?
ジリツアカデミーとしては、障がい者の就労移行支援、自立訓練、就労継続支援B型、そして障がい児の支援を大きな柱としています。とくに2年前に始めた放課後等デイサービス事業では、放課後などの余暇活動としてパソコン教室や英会話教室・課外活動など、子供向けのプログラムを組んでいます。児童のデイサービスというイメージですね。また就労支援では、ビジネスマナーやパソコンを使った技術指導をさせていただいております。
パソコンを使った業務指導とは、具体的にどのようなことを行われていますか?
目的は障がい者の就労支援であり、自立して生活を自分で立て直し、日常生活や社会活動を営めるようになることです。そのために必要なパソコン技術と、ビジネスマナー研修や個人の能力や興味に合わせた技術を指導しています。基本的なところでいうと、エクセルやワードといったオフィスソフト、もっと専門的に学びたい人には、イラストレーターやフォトショップを用いた作業を教えたり、実際にやってもらったりしています。
イラストレーターやフォトショップは専門性の高い技術になりますね。
そうですね。うちの強みは元システムエンジニアやプログラマーがいるほか、様々な分野への専門性が高いスタッフがいることです。また、地域情報誌を発行している関連会社(ParuPi株式会社)との繋がりがありますので、デザインの現場で実際に働くデザイナーからイラストレーターなどのデザインソフトに関する知識と技術を学ぶことができます。
やりがいは、人が心を開き、
成長していく様子を目の当たりにできること
どのような利用者が多いのでしょう?
当事業所の特色の一つは専門的なパソコン技術、それと、自由な雰囲気にあると思います。就労支援施設はいくつもありますが、当事業所は利用者のニーズに応えることを第一にし、求人とマッチングさせることに力を入れています。実際、就労実績は県内最多。ルールこそ少ないですが、実績を出し続けています。大事なのは、あくまで本人の希望。「それは無理だよ」を言わないで、目標に向かって一緒に頑張ることをスタイルとしています。パソコンを使った訓練が主ですが、パソコン以外でも「こういうことをしてみたい」という希望をいただいたら柔軟に対応しています。“当事業所だからできる価値”は、そういう柔軟さや風通しの良さにあると考えています。
ジリツアカデミー様だからこそ提供できることはなんでしょう?
当事業所の特色の一つは専門的なパソコン技術、それと、自由な雰囲気にあると思います。就労支援施設はいくつもありますが、当事業所は利用者のニーズに応えることを第一にし、求人とマッチングさせることに力を入れています。実際、就労実績は県内最多。ルールこそ少ないですが、実績を出し続けています。大事なのは、あくまで本人の希望。「それは無理だよ」を言わないで、目標に向かって一緒に頑張ることをスタイルとしています。パソコンを使った訓練が主ですが、パソコン以外でも「こういうことをしてみたい」という希望をいただいたら柔軟に対応しています。“当事業所だからできる価値”は、そういう柔軟さや風通しの良さにあると考えています。
お仕事をされる上で、スタッフの皆さんが心がけていることを教えてください。
一人ひとり、担当する利用者が自立できるようにということに尽きるんじゃないかな。最初はほとんど話をしなかった人が少しずつ心を開いてくれたり、技術をどんどん高めていったりという“成長”の様子を見られるとスタッフのモチベーションも上がります。訓練やリハビリをするうちに心と体の不安が取れていくのを感じながら、利用者のペースに合わせ、希望に寄りそうことをスタッフは自然とやっていると思います。
これからの社会で、どのようなニーズがあると予測されていますか?
世間的に個人や在宅で仕事を請け負う場面が増えていますよね。つまり、自分で移動ができない身体障がい者の方にも十分に就労のチャンスがあるということだと思っています。既存の求人を見て就職先を探すというよりも、その人に合わせて、「どう社会参加していくか」を考えることが時代に沿った就労支援。そのための技術を身につけてもらうことが大事なのだと考えています。技術とマナー、コミュニケーション力があれば、仕事を獲得できる。そういう時代になりつつありますね。
ジリツアカデミー様の今後の展開をお聞かせください
時代にあった施設支援が行える施設であり続けたいと考えています。現代は、多様化の時代。そのために、より多様化した就職に対応していくということですね。利用の定員30名。現在は甲府近辺の年齢20〜60代の方が多いですが、児童福祉も力を入れていきたいと考えています。また、「話すだけで、気が楽になった」と声をかけていただくことも多く、メンタルケアの重要性も改めて考えていかなければいけないと考えています。
マニュアルズへひと言
人の縁をきっかけに、就労継続支援B型にお仕事を発注して頂き2年ほどお付き合いさせていただいておりますが、いつも丁寧で的確なご指示や、ご対応に驚かされています。これからも末長くお付き合いさせていただきたいと同時に、応援したくなる会社さんですね。(笠井さんのこと、個人的にもとても憧れています)
株式会社ZIRITS田中 様
ありがとうございました!