日下部保育園インタビュー|マニュアルズ|山梨県甲府市のホームページ制作・Web制作

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manualz letterINTERVIEW.54

遊びで学ぶ。
子どもたちの生きる力を育む保育園。

CLIENT

社会福祉法人日下部福祉会
日下部保育園 園長

小幡徳生 様

日下部保育園インタビュー

1947年(昭和22年)創立。浄土宗の寺院・法蔵寺に隣接する園で、仏法の三法より「明るく、楽しく、和よく(なかよく)」を理念に掲げる。集団生活のさまざまな体験を通して、基本的な生活習慣を身につけ、心身ともに豊かな人間性を持った子どもの育成に努めている。

INFORMATION

〒405-0006 山梨市小原西389-7
【TEL】0553-22-1676

https://www.kusakabe-hoikuen.com/

生きる力は遊びから学ぶ。体を鍛え、生活の土台を築く。

Q.地域に根差した歴史ある保育園と伺いましたが、日下部保育園について詳しく教えてください。

日下部保育園は1947年(昭和22年)に開園しました。保育園の隣にある法蔵寺の住職が代々園長をつとめていて、私は3代目になります。現在は、保育所型認定こども園となり、主に山梨市に住む0歳から5歳の子どもたちが通っています。私が大切にしていることは、とにかく子どもたちの体力をつけること。「食べる体力」「寝る体力」「遊ぶ体力」ですね。この3つの体力のバランスが良ければ、脳、そして心も健全に育つと考えています。小学校へ進学すると、生活面でも勉強面でも子どもが自分の力で乗り越えなくてはならないことが多くなります。保育園に通っているうちに体の力を最大限に伸ばして、義務教育の場へ送り出したいと思っています。

Q.子どもたちの体力をつけるために、どのような取り組みをしているのでしょうか?

とてもシンプルで、夏場はプール、冬場はマラソンです。プールは6月から9月頃まで、基本的に毎日入ります。そして11月から2月はマラソン。マラソンは、園のまわりの果樹園の間を通るコースで、距離は約800m。3歳から5歳の子どもたちが自分のペースでゴールを目指します。プールやマラソンをして、その後さらに遊ぶ。そうすれば、お腹が空いて食事もしっかり摂れますし、夜もぐっすり眠れます。そのほかに、体操教室や、スイミングも月に4回程度実施しています。体操教室とスイミングの歴史も古く、おそらく40年ほど前から続けていると思います。当時の保育園としては、このような時間を設けていることは珍しかったと思いますね。当時から、体を鍛えるということを大切にしていたのだと思います。

Q.体力づくりと同時に、遊ぶこともとても大切にされているそうですが、どのような思いからですか?

実は、園の近くに教育の専門家がいらっしゃって、その方が「保育園のうちは、子どもたちをとにかく遊ばせなさい」と何度も何度も私に話してくださいました。それがずっと心に残っていて、実践しています。日下部保育園では、子どもたちが主体で、保育士は見守るというスタンスで、とにかく自由に遊ばせることを心がけています。そうすると、オリジナルのゲームや、砂つくった作品など、自然と子どもたちの間に「文化」が生まれるのです。これこそが遊びの力で、遊ぶことで想像力が育まれ、人間関係も学ぶことができます。

日下部保育園インタビュー

にこやかに、和やかに。“子どもたち主体”の保育を実現。

Q.“子どもたちが主体の保育”を実現するために、先生方が大切にしていることはありますか?

子どもたちの発達に応じて、丁寧に向き合うことです。現場の職員は「保育者の心得」として、園長先生から「笑顔は最良の化粧である」という言葉をいただきました。いつも笑顔を忘れずに、感じよく子どもたちと接することができればと思っています。そして、親愛の態度、寛容の態度、公平の態度、誠実の態度、上品の態度、明快の態度、迫力の態度、尊重の態度という「8つの態度」を指針として、常に自分の姿を見つめ直すことも大切にしています。「こちらから子どもたちに歩みよる保育」を実現できるよう努めています。(主幹保育教諭:西室恵美子先生)

Q.保護者や地域の方に対して心がけていることもあるのでしょうか?

時代の流れを理解し、それに合わせていくことが重要だと強く感じています。そして、何か問題が起こった時には職員の間ですぐに共有し、改善していくということを徹底しています。例えば、電話対応での言葉づかいについて保護者からご指摘をいただいたということがあれば、それを共有して改善して対応する。こういった行動の積み重ねが、保護者や地域の方との信頼関係を築く第一歩だと考えています。(主幹保育教諭:西室恵美子先生)

お寺の本堂で、日本の文化を伝え、心を育む。

日下部保育園インタビュー
Q.隣にお寺があるからこそできる保育ということもあるのでしょうか?

「本堂」という日常とは全く別の空間が身近にあるということは、とても大きな魅力だと思います。日下部保育園では、4月の「花まつり」(お釈迦さまのご誕生をお祝いする行事)、7月の七夕、2月の節分など、季節の行事のたびに、子どもたちが本堂にお参りをして、住職である園長の話を聞く機会があります。不思議なことに、本堂に入ると、子どもたちは騒ぐことなく、静かに座っていてくれます。きっと、いつもとは違う場所なのだと感じるのだと思います。そして、仏さまの前で「いのちの話」をします。「いのちは一つしかないから、大切にしなくてはいけない。だから、自分の心も体も、お友達の心も体も傷つけてはいけないんだよ。自分がされて嫌なことは、お友達にもしないようにしようね。」と何度も伝えていますね。

Q.今後、日下部保育園が目指す姿や、展望はありますか?

これからも「子どもたちが主体の保育」というスタイルは揺るがないと思います。日下部保育園の理念は、仏教にルーツを持つ「明るく・楽しく・和よく(なかよく)」です。子どもたちが、遊びのなかから多くのことを学び、体力をつけ、元気いっぱいに成長できるよう、丁寧にサポートしていきたいと思っています。

マニュアルズへひと言

日下部保育園 小幡様

日下部保育園のことを多くの方に知っていただき、私たちの思いを伝えるためにホームページは必須だと考え、マニュアルズさんに制作をお願いしました。優しく、明るい雰囲気のホームページに仕上げていただき「ホームページ見たよ」と声をかけていただくことも増えて、大変嬉しく思っています。自分たちで更新するページもあり、慣れないことも多いので、引き続きサポートしていただけるとありがたいです。今後ともよろしくお願いいたします。

日下部保育園 小幡様
ありがとうございました!

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